どうもSymSymです。
2020年の夏休み、イギリス西部のリゾート地・コーンウォールを クルマで回ってきました。
コーンウォールはイギリス人を魅了してやまないリゾート地。今回の旅行で その理由がよく理解できました。
この記事は、我が家の旅行を振り返りながら、現地のお得情報、注意点、ホテル情報などを まとめた記事になります。
コーンウォール旅行に行かれる前、もしくは旅行計画前に読むと 参考になる部分があると思います。
コーンウォール旅行 概要
旅行の目的:
まずは今回の旅行の目的を確認。
「瑪瑙色の海が見たい」
これが、今回のコーンウォール旅行の目的でした
瑪瑙色なんて聞いたことないですよね? 「めのういろ」と読みます。
ボクが大好きなマンガ『Masterキートン』の第34話に『瑪瑙色の時間』というコーンウォール・セントアイヴスを舞台にした話があります。
その話のメッセージは「自分の軸を持って自分の人生を生きよう」ということなんですが、最後に主人公の平賀キートンが言う
「まだ人生の達人どころか、自分の人生もわからない。
でも、あの時の海の色は忘れない」
というセリフがあります。その海こそ、コーンウォールの瑪瑙色の海です。
マンガを読んだのは今から20年以上昔ですが、その時から
いつかコーンウォールの海の色を確認してみたい
という思いがありました。
『Masterキートン』第34話はYouTubeなどでも見れるので、コーンウォールに興味がある方は探して見てみることをおすすめします。
イギリス駐在3年目の夏、コロナで国外に出られないという制約もあり、晴れてコーンウォール旅行となったしだい。
ということで、家族で「瑪瑙色の海」を見にいく旅が始まりました。
旅程:
旅の行程は↓こんな感じです。
日にち | 行動 | 内容 | ホテル |
---|---|---|---|
8月8日 | 移動 | ロンドン→ウォーミンスター(1.5h) | Bishopstrow Hotel & Spa |
9日 | 遊び | ホテルプール | |
10日 | 遊び | ホテルプール | |
11日 | 移動
遊び |
ウォーミンスター→ポートロー(3.5h)
エデンプロジェクト |
The Lugger Inn |
12日 | 遊び | ダッチィオブコーンウォールナーサリー | |
13日 | 移動 | ポートロー→セントアイヴス(1.0h) | The Gannet Inn |
14日 | 遊び | 聖ミカエル山 | |
15日 | 遊び | セントアイヴス街歩き | |
16日 | 遊び
移動 |
ポースカーノビーチ
セントアイヴス→ロンドン(9.0h) |
※赤字はこの記事の中で触れているところ。
グーグルマップによるとロンドンからコーンウォールの先端までは クルマで約6時間となっています。
ただ、実際 帰路は セントアイヴスからロンドンまで一気に運転してきましたが、途中 ダートムーアを通ったこともあり、休憩込みで約9時間掛かっています。感覚としては、東京⇔京都を一気に走り切る以上に距離を感じました。
したがって、ロンドン⇔コーンウォールをクルマで旅行する場合、中継地点で ホテルを取って2日くらい掛けて景色を楽しみながら移動するのをおすすめします。
我が家の場合、往路は、バース近くの街、ウォーミンスターに3泊したのち、コーンウォールに向かいました。
ウォーミンスターに宿を取ったのは、完全にBishopStrow Hoteというホテルに泊まることが目的。
イギリスには屋外プールがあるホテルは珍しいのですが、
こちらのホテルは
- プール付き
- ロンドンからコーンウォールまでの道中
- 比較的リーズナブル
という条件が揃っていたので、本格的にコーンウォール旅行をスタートさせる前に 「ホテルでプール」を楽しむために3泊しました。
このBishopstrow Hotelは思いのほか良いホテルだったので、別途 記事を書きたいと思ってます。
逆に、帰路は、先ほども書いた通り、セントアイヴスからロンドンまで一気に9時間。本来は、途中 コッツウォルズ近辺で一泊してロンドンに戻る計画でしたが、天気が崩れる予報だったので、コッツウォルズ泊のホテルを前日にキャンセルして、ロンドンに戻りました。
さすがに9時間ドライブは疲れます。余裕をもって計画を立てましょう♪
日本からロンドンに来て、レンタカーを借りる場合、または鉄道で移動する場合は、omioが使いやすくて便利。
ボクも 使い勝手と安心という観点から ヨーロッパ域内の移動やレンタカー手配にomioを利用します。
旅費の目安:
(Bishopstrow Hotelまでは、コーンウォール旅行とはコンセプトが違うので)
8月11日のThe Lugger Inn チェックイン以降 掛かった費用をまとめます。
- 宿泊費 : 大人2人 子ども1人 4泊分
1,097ポンド=148,000円
(274ポンド/泊 = 37,000円)
- 食費 :夕食4回、軽食4回
351 ポンド=47,385円
※朝食はホテル代込み
※朝食をしっかり食べて 昼食は軽食
- 遊び/その他:エデンプロジェクト、駐車場代、燃料代、お土産など
185ポンド=25,000円
- 合計 :
1,633ポンド=約220,000円
ホテル代が高いので、全体で22万円掛かりましたが、おおよそ 元々の予算とおりです。
ーホテル選びについてー
当たり前のことですが人生は有限で、家族との旅行も1回1回を大切にしたい、ホテル選びで失敗したくない、と思うようになりました、最近(笑)。
ホテルを決めるときは、
- 広さ(3人宿泊可能)
- クチコミ/評価(エクスペディアで4.5以上)
- キャンセル可否
- 写真(内装や景色など)
というステップで確認/条件絞り込みを行い、最後に 地図でロケーションを見て決めています。
一泊5万円以上みたいなホテルはさすがに躊躇しますが、なるべく価格は気にせず 満足度が高くなることを重視して選ぶようにしています。
旅行の概要(目的/旅程/予算)は、以上のような感じ。
ここから先は、具体的なコーンウォールの見どころやホテルについて 書いていきます。
エデンプロジェクト
コーンウォールで見逃せない観光施設と言ったら、こちら エデンプロジェクト。
エデンプロジェクトとは、
世界最大級の植物園で イギリス屈指の観光施設
ボクなりの解釈だと、
ディズニーランドのような雰囲気を
全て本物で再現してドームの中に詰め込んだ感じ
です。
見た目のインパクトもさることながら、施設には終始テンションが上がる見どころがたくさんあり、家族で1日中 楽しむことができます。
「映える」写真も 撮り放題!
詳しい内容は ↓の記事をのぞいてみて下さい。
行き方、注意点などの他に おすすめの「秘境お洒落ホテル=The Lugger Inn」についても 書いています。最後に 編集した動画もつけているので どんなところか コーンウォールのイメージが沸くと思います。
ポースカーノビーチ
冒頭で書いた通り、今回のコーンウォール旅行の目的は、「瑪瑙色の海を見ること」。
瑪瑙色の海の一番の思い出は
ここ、ポースカーノビーチ
でした。
コーンウォールのビーチは どこも黄砂で 海の透明度が抜群に高く、「これが イギリス?」という驚きが 第一印象。
中でも、ポースカーノビーチは 絶景好きには有名な「ギリシャ・ザキントス」にも似ていて、
南欧のような雰囲気が漂う極上ビーチ
でした。
しかも、我が家が訪れたときは その絶景ビーチを 独占、最高の時間を過ごすことができました。
ビーチが独占できた理由は 詳細記事 ↓ でご確認下さい。
ビーチへの行き方/注意点に加えて、最後に 編集した動画もあります。
聖ミカエル山とセントアイヴス
コーンウォール旅行のハイライト、3つ目は 聖ミカエル山 と セントアイヴスを 合わせて ご紹介します。
聖ミカエル山は「イギリス版モンサンミッシェル」。
本家 フランスのモンサンミッシェルと多数の類似点をもつパワースポット
です。
サイズ感はずいぶん違うのですが、写真で見ただけでは 見間違えるほどに似ています。
フランス・モンサンミッシェルは有名で訪問している人も多いと思います。でも、ダブルで訪問したという人は滅多にいないはず。
両方行ってたら 確実に「ドヤ顔」案件です。
(フランスーモンサンミッシェル)
(イギリスー聖ミカエル山)
一方、セントアイヴスは、イギリス人が大好きなコーンウォールの中でも 特に人気の街。
カテゴリーも背景も全く別物なんですが、なんとなく 鎌倉や軽井沢が多くの人を惹きつけるのに似た雰囲気、観光地としての風格を感じました。
コーニッシュパイを食べながら、セントアイヴスの街並みを歩く。
ギャラリーを覗いたり、手作りのお土産屋さんを見たり。
超人気観光地なのに 海の透明度は抜群。
ディナーは冷えた白ワインと新鮮なシーフード。
あなたもきっと セントアイヴスが 気に入るはず(笑)。
聖ミカエル山とセントアイヴスについても 詳細は ↓の記事を読んでみて下さい。
同じく 動画付き です。
セントアイヴスのホテル問題
ここまでで、コーンウォールのハイライト3選を紹介しました。
最後に、コーンウォール旅行を計画する際に、注意しないといけないポイントとして 「ホテル問題」について書きます。
夏のコーンウォールはイギリス人を惹きつけてやみません。大変混雑します。
我が家のホテル予約も セントアイヴスに関しては早々に「キャンセル待ち」の状態になっていて苦戦しました。
結局、セントアイヴスでは 希望の条件で ホテルが見つけられなかったので、セントアイヴスからクルマで10分ほどのカービスベイ(Carbis Bay)の近くに宿を取りました。
宿泊したホテルは「The Gannet Inn」。
セントアイヴスとの位置関係は こんな感じ↓(クルマで10分)。
ご参考までに、ボクの「The Gannet Inn」ホテル評価を記しておきます。
ーThe Gannet Innの良いところー
- センスの良い家具
- 駐車場が広い(無料)
- 朝ごはんが美味しい
(質の高いホテル内装とアメニティ)
ーThe Gannet Innのイマイチなところー
- 受付けの対応(少しアジア人軽視的な印象、、、)
- 宿泊中 部屋清掃がない
- 周辺にレストランが無い
イマイチな点 2つ目の「部屋清掃がない」というのは、あとで確認したところ「コロナ対応」とのこと。 理解はできるのですが、せめてチェックインの際に説明して欲しかったと思います。タオルはお願いすれば交換してくれます。
また3つ目、「周辺にレストランが無い」のに ホテル レストランの予約が取れず、困りました。
結論としては、一泊5万円(朝ごはん付き)のホテルとしては費用対効果のパフォーマンスは良くないと感じました。設備(家具/アメニティ/朝食レストラン)は良いのですが、価格相応のサービスは受けられませんでした。
ただ、このホテルは セントアイヴス周辺では 決して高い部類のホテルではありません。
つまり、
セントアイヴス周辺のホテル相場は
猛烈 高い
The Gannet Innの系列にCarbis Bay Hotelというホテルがビーチ前にあるのですが、そちらは10万円/泊。 「さすがにちょっと、、、」と思いましたが、その10万円ホテルも 普通に「キャンセル待ち」でした。
ということで、ワンポイント・アドバイス。
クルマでの旅行であれば、セントアイヴス(街中)のホテルを避けて、カービスベイのホテルを選択すること自体は悪くないと思います。 でも、その中で宿泊可能なホテル(部屋が空いているホテル)の選択肢に限りがありました。
従い、セントアイヴスに限らず、人気の高い ペンザンスやマラジオン(聖ミカエル山)に宿を取るときは、
- 旅行計画は できるだけ 早めに立てる
- 滞在期間は 短く(Max.2泊とか)
- できれば 夕食も予約しておく
当たり前の話ですが、計画を早めにたてて、費用対効果の高いホテルに空きがあるうちに予約をする、のが良いのかなと思います。
エクスペディアで予約すれば、キャンセルも可能なので、1年前~半年前には予約しちゃっていいと思います。
まとめ
コーンウォールはイギリス人には超人気のリゾート地ですが、ロンドンから距離があるせいか、外国人はあまり訪問しないようです。
特に、日本人にはあまり馴染みがないですよね。
でも、イギリスなのにどこか南欧みたいな雰囲気が漂うコーンウォールは やはり 評判通り素敵な場所でした。
絶景あり、シーフードあり、居心地の良いホテルあり
今回の旅行で また 新しい家族の思い出が増えました。
ムスメが大きくなってもコーンウォール旅行のことを覚えていてくれたら嬉しいですね。
家族旅行、最高!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事がなにかの役に立てば 嬉しいです。
~おしまい