どうもSymSymです。
その結果、わかったことは、
イギリスは大都会ロンドンも良いけど、
カントリーサイドこそ 心和む場所
ということ。
ロンドンからクルマを数十分走らせれば、緑色濃い別世界が広がり、野鳥が羽ばたき、野ウサギが走ります。本当に心が和む景色が広がり「イギリスっていいなぁ」と毎回思います。
そして、あまりイメージないかもしれませんが、カントリーサイドには 趣味もサービスも食事も最高に素晴らしいホテルが点在します。一つのホテルを目的とした旅行が成立してしまうほど。
そこで、この記事では「ロンドンから週末で行ける」という縛りで、我が家が実際に訪問し、忘れられない思い出となっているホテル3つ+おまけ1つをまとめていきたいと思います。
ラインナップは↓こんな感じです。
- ロンドンから1時間コース:
迫力満点 映画『ドラキュラ』の撮影地 @ウィンザー - ロンドンから2時間コース:
プーさんゆかりの森に囲まれた貴族の館 @ハートフィールド - ロンドンから2.5時間コース:
完璧な和食を出す純英国式ホテル@コッツウォルズ - おまけ4時間コース:
野生アザラシ赤ちゃんが見れるファームステイ@ドナヌック
気になるところ ありますか?
この記事を読んで ぜひ ロンドンからのショートトリップの参考にしてみて下さい。
カントリーサイドでのゆったりと流れる時間を想像しながら。
迫力満点!映画『ドラキュラ』の撮影地 @ウィンザー
ホテル名 The Oakley Court Hotel
(The Oakley Court 正面)
場所:ウィンザー(ロンドンから車で1時間)
ホテルの見どころ
大迫力の本館外観
写真の通り、迫力満点の外観です。
正確には、ヴィクトリア・ゴシック様式と言うようです。
このホテルの最大の見どころは、元々は貴族の大邸宅だったこの本館建物自体。
なんとこのホテル、映画『ドラキュラ』の撮影ロケ地にも使われたとのこと。
(この写真は昼間ですが)夜になると 納得の大迫力です。
(映画は観たことないけど こんな感じ?)
テムズ川に面した庭
テムズ川もホテルの庭の一部です。
川沿いのベンチに座ってゆったりと眺めていると、小さな船がたまに通ります。なんとも平和な時間。
また、我が家は 8月の夏の盛りに宿泊したことがありますが、そのときは 川で泳いでいる家族連れが何組もいました。
川沿いオープンバー
大人は こんな素敵なタープの下で 食後のひと時を 過ごすのも良き。
ヒンヤリとした川からの空気にあたりながら、ライブミュージックとアルコール、控えめに言って「最高」です。
エアコン付き
エアコンがなにが見どころっ!?
とお思いになるかもしれませんが、イギリスでは、ロンドンの高級ホテルを除き、エアコン付きのホテルはほとんどありません。
夏場であっても 小さい扇風機が置かれているだけ、というパターンが普通。
でも、こちらのホテル、エアコン付き!なんです(笑)
基本的に、イギリスは夏でも涼しいのでエアコンは必要ないんです。でも、年に10日くらい 夜でも30度近い 寝苦しい日があるんですよねー。
このホテルがエアコン付きだということを知ってから、そんな寝苦しい夜、もしそれが週末なら 我が家はこちらのホテルに非難します。
そして、そのまま川沿いのホテルライフを楽しむ、という贅沢な利用の仕方。そんな楽しみ方もありだと思います。
ジム/室内プール付き
このパートは多くは語りませんが、筋トレ好きの方にとってホテルのジムってテンションあがる部分ですよね。こちらのホテルはまずまずの設備のジムがございます♪
小旅行観光ポイント
現役の女王居城/ウィンザー城
ロンドンからのアプローチも良く、言わずと知れた観光名所ウィンザー城。
エリザベス女王が週末を過ごす現役の居城です。
衛兵交代式(2020年9月現在コロナ影響で見合わせ中)は事前に時間を確認して見逃さないように! 公式サイト↓で確認できます。
ホテルからウィンザー城までの距離は車で10~15分。こんな感じの距離感です↓。
ウィンザー城下に 広い駐車場が2か所ありますが、人気の観光地なので 早めの到着がおすすめですね。
イギリスにもあります!/レゴランド
イギリス唯一のレゴランドはウィンザーにあります。
規模も大きく、子連れ家族であれば、1日中楽しめるテーマパークです。
ホテルからレゴランドまでも車で10~15分程度で着きます。
The Oakley Court 価格帯
朝食付きでキャンセル無料で 25000円~30000円/泊くらい。
ホテル予約は、ホテルのウェブサイトから直接やると ホテルによってキャンセルの仕方が違って面倒です。 エクスペディア経由だとキャンセルもインターネットもしくはアプリ経由 クリックだけでできるので便利。
The Oakley Courtまとめ
ロンドンからも近いので、その気になればすぐに行けるホテル。
もしウィンザー城観光の計画があるなら、ぜひThe Oakley Court Hotel宿泊を検討してみて下さい。
因みに、ホテルスタッフ曰く「川沿いを歩いて進めば そのままウィンザー城に到着しますよ」とのこと。グーグルで調べたら、距離にして5.2km 徒歩で約1時間。
健脚自慢の方は挑戦してみてはいかがでしょうか(笑)。
徒歩でなくても ホテルにレンタル自転車があったので、サイクリングならそこまで覚悟不要でチャレンジできるかもしれません。
我が家は西ロンドンに住んでおり ウィンザーに近いこともあり、
- 日本から親戚や友人など 客人が来たときに週末一泊
- 夏場30度を超える寝苦しい日にエアコンを求めて一泊
みたいな利用の仕方もしています。
エクスペディア The Oakley Courtのページはこちら。
プーさんゆかりの森に囲まれた貴族の館 @ハートフィールド
ホテル名 Ashdown Park Hotel & Country Club
場所:ハートフィールド(ロンドンから車で2.0時間弱)
ホテルの見どころ
メインタワーと庭
こちらのホテルの見どころは古城のようなメインタワーと綺麗に整備された庭。
お洒落雑誌『CREA』でも紹介されているホテルです。
『CREA』からの引用
古城とみまごうばかりのホテルは両翼を広げた大邸宅。19世紀に本館が建てられ、増改築が繰り返されてきた。
ホテルとなって23年。スタッフたちは一途、そしてどこか純朴。ちょっとぎこちなかったりもするけれど、それもカントリーサイドのご愛敬。
庭には野生のシカが遊びに来て、シークレットガーデンや池のまわりでは恋人たちや子供たちが戯れる。
そんな全てを、ここの森は見守り続けているのです
メインタワー前のテラスは陽当たりもよくアフタヌーンティーを楽しむには最適。
(テラス席)
ホテルと庭の様子は ↓の動画でも確認できるので、興味ある方は 音声オンで 見てみて下さい。
アッシュダウンの森
ホテルの周囲は ホテル名にもなっているAshdownという森に囲まれています。
ホテルが用意してくれるピクニックハンパ―(バスケット)を持って森に探索に行きましょう。森を抜けると高台からの見晴らしが素晴らしい。
食事/サービス クオリティ
夕食も朝食も非常に美味しかったです。
ホテルの周囲にはレストランの類は無いので「夕食/朝食付き宿泊プラン」がおすすめ。
きちんとトレーニングされたスタッフが多数いるので、イギリスにありがちな「スタッフが全員忙しくて 宿泊客にアテンションしてくれない」ということがありません。
ジム/室内プール付き
こちらのホテルもジム/プール付きです。
ジムの設備はパーフェクト。筋トレ好きなあなた、思う存分ワークアウトできます!
小旅行観光ポイント
くまのプーさん発祥の地/100エーカーの森
ホテルのあるハートフィールドは 『くまのプーさん』の原作者A.A.ミルンと息子のクリストファーが実際に住んでいた場所。
そのハートフィールドはプーさんの故郷として世界各国からファンが訪れる人気観光スポットです。
プーさん達が住む“100エーカーの森”こそ、Ashdownの森。
くまのプーさんの絵本に出てくる「棒落としの橋」も実際にあるんです。橋までは往復2時間以上歩くことになりますが、プーさんファンの方はぜひ トライして下さい。
また、「Pooh Corner」というギフトショップ兼カフェがあり、プーさんファンの聖地的な場所になっています。
因みに、こちら「プーコーナー」の看板は、ディズニーランド内にあるプーさんギフトショップの看板と全く同じです。さすがにディズニー様、芸が細かい! あとで写真見て気が付いたとき、ゾワっとしました(笑)。
(これがハートフィールド・Pooh Cornerの看板)
(で、こちらTDLのPooh Cornerの看板)
ホテルから プーコーナーのカフェまでは 車でわずか10分足らずの距離です。
絶景No.1/セブンシスターズ
セブンシスターズはイギリス海峡に面した白亜の絶壁パワースポット。
この絶景を正面から拝むためにはシーフォードにある「セブンシスターズカントリーパーク」というビジターセンターからトレッキングルートを進むことになります。
かなりの距離を歩くことになるので、足元はスニーカーもしくはトレッキングシューズがおすすめです。
Ashdown Park Hotel 価格帯
朝食付き キャンセル無料で 33000円/泊くらい。
Ashdown Park Hotelまとめ
セブンシスターズに行くなら、このホテルがおすすめ。
ロケーション的にもセブンシスターズからロンドンに戻る途中にあります。
質の高いサービスでゲストを迎えてくれるので、満足度の高い滞在が約束されます。
深い森の中で 静かに流れる時間とともに 英国式ホテルライフが満喫できます。
エクスペディア・Ashdown Park Hotelのページはこちら。
完璧な和食をだす純英国式ホテル@コッツウォルズ
ホテル名 Stanton House Hotel
場所:スウィンドン(ロンドンから車で2.0時間強)
ホテルの見どころ
イギリス的な景色
写真の通り、絵葉書のようなイギリスらしい景色に囲まれたホテルです。
天気の良い日は、この景色を眺めながら テラスで ティーがお約束。
日本食メニュー
そしてなによりこのホテルの目玉は「日本食」。
ホテルのレストラン(兼パブ)には立派な日本食メニューがあります。
とんかつ、餃子、豚生姜焼き、サバ塩焼き、焼き鳥、などなど。
味のクオリティも保証します、普通に ロンドンの日本食屋さんよりも美味しい。
で、なぜ コッツウォルズにある純英国式ホテルに 日本食メニューがあるのか?
その理由は、
近くに日系メーカーの工場があり
このホテルは日本人出張者の定宿
になっているため。
多いときは宿泊客のほとんどが日本人ということもあるようで、日本からの出張者に向けて日本食メニューを出すようになったとのこと。
従い、クオリティも間違いなし、というわけです。
朝ごはんにも、ご飯/味噌汁/焼き魚/卵焼きといった和食が並ぶので、子連れ家族におすすめです。
小旅行観光ポイント
「イギリスで一番美しい村」/バイブリー
コッツウォルズでも一番人気のバイブリーは ホテルから30分ほど。
バイブリーのアーリントン・ロウはコッツウォルズを代表する景色。世界中からたくさんの人が訪問します。
スタントンハウスに宿泊することで得られるベネフィットは、朝一番でバイブリー訪問ができるところ。
混雑を避け 観光バスが続々と到着するころには 観光を終えて帰宅の途、というパターンがベストです。
観光客が少ないと写真も映えます。
人気観光地のバイブリーですが、駐車場は スワン・ホテルにあるトラウト・ファームにあります。キャパシティは 20~30台なので、朝11:00頃には満車になっていました。
屋敷の庭にサイ?!/Cotswolds Wild Life Park
コッツウォルズで動物園?!って思いますよね。
でも、この動物園、展示の仕方が少し変わってて 面白いんです。
動物は、檻の中ではなく広い空間で飼育されており、来園者と動物の間に仕切りがありません。
実際は、深い溝が掘ってあり、動物が外に出てこれないよう安全は確保されているのですが、おかげで↓のような「貴族の屋敷とサイ」みたいな不思議かつ映える写真が撮れます。
(なにげにカワウソかわしい!)
スタントンホテルからは車で30分掛かりません。
穴場的名所/Kannet & Avon Canal
有名な場所ではありませんが、ここはおすすめです。
細長いボートが、ミニ運河を使って 巧みに高台に上がっていく様子を間近で見ることができます。
言葉ではうまく表現できないので ↓の動画で確認してみて下さい。
Kannet & Avon Canalの他に、Stanton House Hotel や バイブリーの映像もあります(ぜひ音声♪ありで)。Kannet & Avon Cannal、行きたくなるかも(笑)。
(一番下からみるとこんな感じ)
Kannet & Avon Canalの案内看板通りに行くと どんどん道が細くなり、最後に駐車場があります。キャパシティは 50台以下。料金は 運河沿いにあるカフェで精算する仕組みになっています。
Stanton House Hotel 価格帯
キャンセル無料で 12000円~15000円くらい。
和食も選べる朝食はチェックイン時に12ポンド/人で付けることができます。
Stanton House Hotelまとめ
先に紹介したホテル2つと比べるとちょっとリーズナブル。
建物自体の豪華さでは劣りますが、ヒツジが放牧されているなど イギリスらしい景色を堪能できる立派な英国式ホテルです。
そしてなにより、ド英国式でありながら、トンカツ、餃子、焼き鳥などの居酒屋メニューが食べられるギャップにテンションが上がります。
お母さんは家事から解放され、お子さんには安心の日本食、お父さんには日本酒メニューもあり。イギリス・コッツウォルズとは思えない不思議な滞在ができます。
おまけ:家族旅行におすすめファームステイ@ドナヌック
ホテル名 Manor Farm Stay
場所:ドナヌック(ロンドンから車で3.5時間)
ホテルの見どころ
ファームステイ
酪農家が経営するホテル。
ファームなので、牛います、ヒツジいます、アヒル、鶏います。
まるで 映画『ベイブ』の世界。なんとも心温まる滞在ができます。
オーナーにお願いすると30分程度のファームツアーをやってくれます。
子供連れ家族には最高。「生み立て卵探し」なんかもできます。
ブレックファスト
小さいながらも畑もあるので、100%自家製食材による新鮮な朝ごはんがホテルの自慢。
朝ごはんは、前日のメニュー決めから始まります。
メニューをひとつずつ選びオーダーするので、自分だけのオリジナル・ブレックファストをいただけます。
エクスペディアの口コミでも朝ごはんを絶賛する声 多数。
オーナー夫妻のきめ細かいおもてなし
こちらのホテル、部屋数は2つだけ。
その分、オーナー夫妻の控え目ながらきめ細かいおもてなしを受けることができる最高のプチホテル。
小旅行観光ポイント
超必見/アザラシ赤ちゃん@ドナヌック海岸
毎年11月になるとイギリス・ドナヌックの海岸線で野生アザラシの出産シーンが見れます。
生まれて数時間の赤ちゃんや数日経って元気に動き回る赤ちゃん。
目の前で見るアザラシの赤ちゃんはただただカワイイです。
アザラシ赤ちゃんが見れる海岸線は ホテルからは車で30分ほどの距離。
ドナヌックの公式サイトなど 詳しい情報は 別の記事にまとめているので、合わせて読んでみて下さい。
Manor Farm Stay 価格帯
感動的な朝食込みで キャンセル料無料、11000円! 安い!
Manor Farm Stayまとめ
決して豪華なホテルではありません。
でも、これまで宿泊したイギリスのホテルの中でも最高レベルに満足度。
朝食は感動的ですらあります!
まだオープンして間もないので、エクスペディアでの口コミ数は33件ですが、
スコアはなんと5.0満点。
どれだけ満足度の高いホテルか、ご理解いただけると思います。
まとめ 「イギリス・カントリーサイドは 心和む場所」
以上、「【ホテルで選ぶ】ロンドンからの小旅行」のおすすめを3つ+おまけ1つを紹介しました。
すべて我が家が実際に行った旅先/泊まったホテルの中から厳選したもの。
ホテルのグレードはさまざまで、
- 1つ目 The Oakley Court Hotel@ウィンザーが 2万円代後半
- 2つ目 Ashdown Park Hotel@ハートフィールドが3万円代
- 3つ目 Stanton House Hotel @コッツウォルズが1万円代後半
- 4つ目 Manor Farm Stay @ ドナヌックが1万円代前半
ですが、どのホテルも、 カントリーサイドを育み、満足度の高いサービスを提供するイギリス人の強い意志が 感じられます。
そんなイギリス人の意志が、カントリーサイドの時間/空間を通じて、ボクたちの心を和ませてくれるんじゃないかなと思います。
天気の良い週末、実際に訪問してみて下さい。
あなたも イギリス人の強い意志を感じることと思います。
そして きっと 心が和むはず。
最後にもう一度、
「イギリスはカントリーサイドこそ 心和む場所」
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
~おしまい